スマホ代って、毎月払うのが当たり前になっていて、意外と中身を見なくなるんですよね。安いプランを見つけても、「今のままで困っていないし」と、そのままになりやすい固定費だと思います。
僕自身、以前の記事では、ドコモと自宅のネット回線を使っていたところからahamoへ見直し、固定回線も解約した経験を紹介しました。ただ、僕に合った方法が、そのまま全員の正解になるわけではありません。仕事でパソコンを使う人、家族で動画を見る人、電話が多い人では、必要な条件が違います。
この記事では、ahamo・IIJmio・mineo・LINEMO・UQ mobileを「自分の生活で無理なく使えて、支払総額を下げられるか」で比較します。最安の順番を決めるより、合わない候補を外していくための比較です。
料金・条件の確認日:2026年10月24日。金額は税込です。月額基本料金と、期間限定特典・条件付き割引を分けて記載しています。端末代、初期費用、追加データ、対象外通話などは別途確認してください。
先に結論|使用量・電話・サポートで候補を絞る
| 普段の使い方 | 最初に確認する候補 |
|---|---|
| 外では少量、自宅や職場のWi-Fi中心 | IIJmioの小容量/LINEMOの3GBまでの料金 |
| 月30GB前後+短い電話も使う | ahamo/LINEMOベストプランV |
| 容量以外に、速度を抑える使い方も検討したい | mineo。対象サービスの速度・利用制限も確認 |
| 10分以内の電話が多く、店頭相談も重視 | UQ mobileのコミコミプランバリュー |
| テザリングなどで大容量を使う | ahamo大盛り。ただし12月の料金改定も確認 |
これは通信速度の実測ランキングではありません。僕が5社すべてを同じ場所・時間・端末で測定した結果ではなく、公式に公表されたプラン条件を整理したものです。
5社の料金比較|割引を盛らず、通常料金で見る
家族割・光回線セット割・期間限定割引・ポイント還元を差し引かない、音声通話付きの代表例です。プランごとに容量が違うため、同じ価格だけで優劣は決められません。
| 会社・プラン | データ容量/月額 | 通話の基本条件 |
|---|---|---|
| ahamo | 30GB/2,970円 大盛り110GB/4,950円 | 1回5分以内の国内通話込み |
| IIJmio ギガプラン(音声) | 5GB/950円 25GB/2,000円 | 通話料・通話定額オプションは別 |
| mineo マイピタ(デュアルタイプ) | 3GB/1,298円 30GB/2,178円 | 通話料・通話定額オプションは別 |
| LINEMO | ベストプラン:3GBまで990円、3GB超〜10GBまで2,090円 ベストプランV:30GB/2,970円 | Vは1回5分以内の国内通話込み。ベストプランは別 |
| UQ mobile コミコミプランバリュー | 35GB/3,828円 | 1回10分以内の国内通話込み |
通話定額には対象外の電話番号・サービスがあり、所定時間を超えた通話は別料金です。IIJmioはデータ専用プランの価格と混同せず、電話番号を使うなら音声SIM/音声eSIMの欄で確認しましょう。
出典:ahamo / IIJmio / mineo / LINEMO / UQ mobileの公式料金案内。
ahamoは12月1日の改定を別に確認する
2026年12月1日から、ahamoは利用データ量に応じた段階制へ変わる予定です。公式告知では、40GBまで3,135円、60GBまで4,125円、120GBまで5,115円となっています。上の比較表は期間限定の増量を除いた通常容量・料金です。2026年11月30日までは増量キャンペーンにより40GB/120GBで利用でき、12月以降も同額が続く前提にはしていません。
既存利用者にも改定後の内容が適用されます。上限設定オプションは原則として別途申し込みが必要ですが、2026年11月1日時点でahamoを契約中で、大盛りオプションを契約していない人は、12月1日から40GBの上限が設定されます。この対象者が40GBを超えて使いたい場合は、上限設定オプションの解除が必要です。今から選ぶ人も、すでに使っている人も、「普段何GB使うか」に加えて「多く使った月にいくらになるか」まで見ておきたいところです。12月からのahamo公式案内を確認する。
料金を比べる前に、今の請求と使用量を確認する
最初に見るのは、おすすめランキングではなく自分の明細です。直近1か月だけでなく、できれば数か月分を見ると、旅行や動画視聴で増えた月も含めて判断できます。
- 月に何GB使っているか。自宅のWi-Fi利用分と混同しない。
- 国内電話の回数と長さ。短い電話中心か、10分以上話すことが多いか。
- 今の請求のうち、通信料・端末の分割代・補償・オプションがそれぞれいくらか。
- 家族割や光回線のセット割が、自分以外の回線にも関係していないか。
- 仕事中の通信、テザリング、店頭での相談など、削れない条件は何か。
例えば、今の請求が高くても、その中に端末の分割代が入っていれば、回線を乗り換えても支払いが残ることがあります。「請求全体」と「乗り換え先の基本料金」だけを比較すると、節約額を大きく見積もってしまいます。
比較する式は、基本料金+必要な通話オプション+追加データや有料サービス。これに初期費用や今の契約の解約条件を別枠で足します。同じデータ量・通話条件で比べるのが基本です。 家族割が外れる影響や初期費用まで含めて判断したい人は、格安SIMへの乗り換えで家計がいくら下がり、初期費用を何か月で回収できるかの計算手順で整理できます。
各社の向き・不向き|安さ以外の違いも見る
ahamo|30GB前後と短い電話、大容量の使い方を検討する人
通常の基本容量は30GBで、5分以内の国内通話が含まれます。2026年8月1日〜11月30日は増量キャンペーンにより同じ2,970円で40GB、大盛り込みは同じ4,950円で120GBまで利用できます。期間と条件はahamo公式FAQで確認してください。容量と短時間通話を両方使う人が比較しやすいプランです。一方、毎月数GBしか使わないなら、使い切れない容量のために支払っていないかを考えたいところ。大盛りを選ぶ場合も、固定回線の代わりに本当に足りるかは別問題です。
僕の以前の見直しも「ahamoなら誰でも固定回線をなくせる」という話ではありません。当時の自分の利用に合ったという経験です。大容量のダウンロード、長時間のオンライン会議、家族の同時利用があるなら、回線を残した方が無理のない場合もあります。ahamoの個別記事はこちら。
IIJmio|小容量から、必要な容量に寄せて選びたい人
音声付き5GB・950円のような小容量が候補になります。自宅や職場のWi-Fiが中心で、外で使う量が少ないなら、大容量プランと並べる前に確認したい選択肢です。25GBなど他の容量もありますが、通話定額を付けるならその料金も加えて比較します。
データ専用eSIMの安い表示だけで決めず、電話番号・SMSが必要か、端末が希望するSIMに対応しているかまで確認してください。IIJmioの詳しい選び方はこちら。
mineo|容量だけでなく、使い方の選択肢も見たい人
マイピタは音声付き30GB・2,178円などが候補です。通話をあまり使わない人と、定額を追加する人では総額が変わります。速度を抑えて使うサービスもありますが、「容量を気にせず、いつでも高速で使える」とは別です。
対象プラン、申し込みの必要性、速度や一定期間の利用制限を確認し、自分が使う動画や仕事の用途に合うかで判断しましょう。mineoのパケット放題サービスの条件はこちら。
LINEMO|3GB以内か、30GB+短い電話かで分けて考える
ベストプランは3GBまで990円ですが、3GBを超えると10GBまで2,090円になります。「いつも3GB以内」なのか「少し超える月が多い」のかで見え方が違います。30GB使うなら、5分以内の国内通話を含むベストプランVと比較します。
LINEギガフリーは魅力の一つですが、LINE内の通信がすべて対象というわけではありません。また、手続きはオンラインが中心です。料金だけでなく、自分で申し込みや設定を進められるかも確認しておきたいですね。
UQ mobile|10分以内の電話と店頭相談を重視する人
コミコミプランバリューは35GBと10分以内の国内通話をまとめたプランです。小容量の最安プランと直接比べるより、「自分に必要な容量と電話を付けたら総額はいくらか」で見ると判断しやすくなります。
別プランの割引後料金を見る場合は、自宅の回線・支払い方法などの条件も確認してください。割引を受けるためだけに、不要な固定回線やサービスを増やしたら本末転倒です。店頭で相談できることと、すべてのサポートが無料であることも同じではありません。
乗り換え前に確認したい、4つの落とし穴
1.同じ回線名でも、使い心地が同じとは限らない
ここでは低価格のスマホプランをまとめて比較していますが、サービスの仕組みは同一ではありません。実際の通信は場所・時間帯・混雑状況・端末などで変わります。「大手と同じ回線だから必ず同じ速度」「どこでも快適」とは言い切れません。
昼休み、通勤経路、職場、自宅など、自分が困ると影響の大きい場面を先に決めましょう。口コミも、投稿者の場所や時間が違えば、そのまま自分の結果にはなりません。
2.対応端末・SIM・開通手順を先に見る
今のスマホを使うなら、機種名だけでなく型番まで公式の動作確認情報と照合します。eSIM対応、SIMロックの有無、対応回線も確認。番号を引き継ぎたい場合は、MNPの手順を確認する前に今の回線を自分で解約しないようにしましょう。
3.テザリングは、固定回線と同じものではない
スマホからパソコンへつなげても、データ容量や速度制限、端末の電池・発熱、スマホを持ち出している間の接続などは考える必要があります。ahamoのテザリングも、基本的には契約のデータ量の範囲で使う仕組みです。
僕なら、自宅のネット回線をなくす判断とスマホの乗り換えは分けて考えます。先に普段の仕事や動画視聴に支障がないか確認してから、固定回線を残すか考える方が、やり直しの負担を減らせます。
4.特典より先に、終了後の総額と条件を見る
ポイントが多いかどうかより、特典終了後に払う金額、対象者、申し込み経路、受け取り条件を確認します。端末代、事務手数料、SIM発行費、契約解除料などの扱いも各社・契約時期で異なります。「格安SIMは全部手数料なし」とは考えない方が安心です。
通信費を下げる目的は、我慢ではなく余裕を作ること
毎月の固定費を見直す良さは、同じ支出を何度も気にしなくてよくなることだと思います。ただ、数百円の差のために仕事や連絡で毎日困るなら、僕は無理に最安を選ぶ必要はないと考えています。
節約額は「今の実際の通信費−見直し後に必要な費用」で計算します。仮に毎月の負担を3,000円下げられ、その条件が12か月続けば年間36,000円。これは計算例であって、この記事を読めば誰でも同額が浮くという意味ではありません。
浮いたお金の使い道も、貯金だけに限らなくていい。必要な買い物や、暮らしを楽にするために回すのも一つです。僕が大切にしたいのは、使わないものに払い続けるのを減らし、自分で選べる余裕を作ることです。お金と満足度についての考え方はこちら。
まずは明細を開いて、候補を2社に絞ろう
今日やることは、いきなり申し込むことではありません。数か月分のデータ使用量、通話の長さ、端末代を除いた通信費を確認し、外せない条件を書き出すこと。その条件に合う2社を、オプション込みで比較してみてください。
今の契約が自分に合っていると分かれば、それも見直しの成果です。乗り換える場合は、最新の通常料金・改定予定・対応端末・初期費用を公式で最終確認しましょう。

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